「そうめんってヘルシーそうだけど、意外と太るって聞いたことがある…」
「うどんと比べて、実際どっちが太りやすいの?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
暑い日や忙しいときに手軽に食べられるそうめんやうどん。
でも、つるっと食べやすいからこそ、「つい食べすぎてしまう…」なんて声もよく聞きます。
この記事では、そうめんとうどんのカロリーや糖質の違いを解説しながら、満足感を得ながら太りにくく食べるコツまでご紹介します。
「どっちがいいか」ではなく、「どう食べればいいか」を一緒に見ていきましょう。
そうめんと うどん、気になるカロリーと糖質の違いは?
まずは、一般的な乾麺(ゆでた後)の栄養成分を比較してみましょう。
※出典:日本食品標準成分表(2020年版・文部科学省)
麺の種類 | カロリー(100gあたり) | 糖質(100gあたり) |
---|---|---|
そうめん | 約127 kcal | 約25~26g |
うどん | 約105 kcal | 約20~21g |
(※ゆでた状態での目安です)
見た目にはそうめんの方が軽く感じますが、実際にはうどんよりもカロリー・糖質がやや高め。
これは、そうめんの方が麺が細く詰まっており、同じ重さでも密度が高いためと考えられます。
「太る」「太らない」は食べ方次第?バランスがカギ
100gあたりのカロリーや糖質には多少の差がありますが、実は「太る・太らない」に大きく影響するのは、食べ方や食事全体のバランスです。
たとえば、こんな食べ方をするとエネルギーを摂りすぎてしまうことも…
- そうめんだけを2~3束、薬味もなしでつるっと完食
- 物足りなくておにぎりやパンをプラスしてしまう
逆に、少しの工夫でバランスはグッとよくなります。
- 卵や鶏むね肉、豆腐などたんぱく質をプラスする
- 冷しゃぶや野菜をのせて、ボリュームと栄養を補う
- 麺の量を控えめにして、具だくさんで満足感アップ
「ちょっと気をつける」だけで、そうめんもうどんも、無理なくおいしく楽しめますよ。
食べごたえや満足感の違いにも注目!
「どっちが太るか」だけでなく、「どっちが食べすぎやすいか」という視点もポイントです。
そうめんは細くてのど越しがよく、つるっと入ってしまうため、知らないうちに量を食べてしまいがち。
うどんは噛みごたえがあり、少しの量でも満腹感を得やすいと感じる人もいます。
同じ量でも感じ方が違うので、その日の体調やお腹の空き具合によって使い分けるのもおすすめです。
たとえば、軽く食べたい朝や小腹がすいたときにはそうめんを、しっかり食べて満足感を得たいときにはうどんを選ぶ…といった使い分けもできます。
1食の適量は?そうめんと うどんの目安を知っておこう
そうめんとうどんでは、1人前あたりの乾麺の量に違いがあります。
- そうめん:1束(乾麺 約50g) → ゆでると約130~150g
- うどん(乾麺):約80g → ゆでると約200g以上
こうして比べると、そうめんを2束食べた場合、うどんの1人前よりも量が多くなることもあります。
この「食べる量の違い」が、“そうめんの方が太りやすい?”と感じる一因になっているのかもしれませんね。
ヘルシーに楽しむコツ|食べ方を少し工夫するだけ
太る・太らないを気にしすぎるよりも、おいしく・満足感のある食べ方を意識する方が長く続けやすくなります。
そうめんをおいしく&満足感アップする工夫
- 具材をたっぷりのせて:ボリューム感が出て、見た目の満足度も◎
- ごまだれやポン酢など、味変で飽きにくく:食べすぎ防止にも効果的です
- 冷やしだけでなく、にゅうめん風で温かく:体を冷やしたくない日にもぴったり
うどんをヘルシーに楽しむ食べ方のヒント
- 温かいうどんは満腹感◎:少なめの量でもしっかり満足できます
- わかめ・きのこ・卵とじで栄養バランスアップ:具材を足して栄養面も安心
- しょうがやねぎで味にメリハリを:さっぱり感と風味がプラスされます
どちらの麺も、食べ方をちょっと工夫するだけで、ぐっと満足感が高まり、ヘルシーに楽しむことができます。
「今日はそうめんにしようかな?それとも、うどん?」
そんなふうに迷ったときは、カロリーや量だけでなく、そのときの体調や気分に合わせて選んでみてくださいね。
大切なのは、ムリなく、気持ちよく食事を楽しむこと。
そうめんも、うどんも、あなたの毎日のごはんの強い味方になってくれますよ。
まとめ|そうめんもうどんも、自分に合った食べ方で楽しもう
そうめんとうどんは、見た目や食感こそ違いますが、カロリーや糖質には大きな差はありません。
どちらが太りやすいかを決めるのは、食べ方や量、そして一緒に食べる具材やタイミングなどの“バランス”の部分が大きいのです。
たとえば、
- そうめんはつるっと食べやすく、つい食べすぎてしまいがち
- うどんは噛みごたえがあり、少ない量でも満足しやすい
といった違いを意識するだけでも、食べ方の工夫につながります。
具材をプラスしたり、味を変えて飽きずに食べられるようにすれば、どちらの麺もヘルシーに楽しめます。
「今日は軽めに」「しっかり食べたい」など、その日の体調や気分に合わせて上手に選ぶことが、ムリなく続けるコツです。
そうめんも、うどんも、うまく付き合えば、あなたの食卓を助けてくれる心強い味方になりますよ。
ちなみに、そうめんを火を使わずに食べられる「水戻し」という方法をご存じですか?
暑い日や忙しいときにもぴったりの調理法ですが、実はちょっとした注意点もあります。
➡ そうめんを水で戻すってどうなの?火を使わない簡単な作り方と注意点
火を使わずに調理できる時短テクや、安全においしく食べるコツを知りたい方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね。