朝しっかりセットしたはずの前髪。
なのに、お昼にはぺたんと潰れて、なんだか油っぽい……。
そんな経験、誰にでもありますよね。
特に仕事の合間や外出先では、髪のベタつきが気になると、それだけで気分が落ち込んでしまうものです。
でも大丈夫。
少しの工夫で、前髪の油っぽさは簡単にリセットできます。
この記事では、前髪が油っぽくなったときの応急処置と、その後のベタつき予防のコツをご紹介します。
「今すぐどうにかしたい!」という時にも、落ち着いて対処できるよう、知っておきたいポイントをまとめました。
前髪が油っぽくなる原因とは?
まずは、なぜ前髪がベタついてしまうのか、原因を知っておきましょう。
ベタつきやすくなる主な原因は、皮脂・汗・スタイリング剤のつけすぎ、そして髪を触る癖の4つ。
おでこや頭皮から分泌される皮脂は、時間とともに自然と前髪の内側や根元に移っていきます。
とくに暑い日や湿度の高い季節は、汗の影響も重なって、髪が肌にぴたっと張りつきやすくなるもの。
また、オイルやスプレーなどのスタイリング剤を前髪に直接つけていると、時間が経つほど髪が重くなりやすく、ぺたんとした見た目に。
さらに、無意識に前髪をさわる癖がある場合、手に付着した油分や汚れが移ってしまい、ベタつきを悪化させる原因にもなります。
外出先でも安心!前髪が油っぽくなったときの応急処置
急に前髪がベタついてきたときでも、手元にあるもので意外と簡単に対処できます。
ここでは、外出先でもすぐに試せる応急処置の方法を4つご紹介します。
① ティッシュで軽く油分をオフ
前髪がぺたっとしてきたな…と感じたら、まずはティッシュを使って、前髪の根元や内側をやさしく押さえてみましょう。
余分な皮脂を吸い取るだけでも、印象がすっきりと整います。
このとき、ゴシゴシこすったり強く拭いたりすると、髪が広がって乱れてしまう原因に。
あくまで“軽く押さえる”ことを意識するのがコツです。
② ハンカチやペーパーで汗を吸収
汗や湿気が気になるときには、清潔なハンカチやペーパータオルを使って、根元をポンポンと軽くたたくように水分を吸い取りましょう。
前髪全体よりも、とくにおでこと髪の境目あたりを丁寧にケアすると、見た目の清潔感がぐっとアップします。
③ ベビーパウダーでふんわり感を復活
ベビーパウダーを持っていれば、指先に少量取り、前髪の根元や内側に軽くなじませてみてください。
皮脂を吸収してくれるので、髪の質感がふんわりと軽くなります。
ただし、つけすぎると白浮きしやすいので注意が必要です。
鏡で確認しながら、少しずつ調整するのがおすすめです。
④ ドライシャンプーでさらっとリセット
スプレータイプのドライシャンプーを使えば、油分を抑えつつ自然なボリュームを取り戻せます。
使い方は簡単で、前髪の根元に1〜2プッシュし、軽く指でなじませるだけ。
清潔感とふんわり感を同時に演出できる、持ち歩きにも便利なアイテムです。
「ベタついたらすぐ洗うしかない」と思いがちですが、こうしたちょっとした応急処置でも、十分に印象は整えられます。
慌てず、落ち着いて対処してみてくださいね。
とはいえ、ティッシュやパウダーが手元にないときもありますよね。
そんなときに頼れるのが、前髪専用の便利アイテム。
たとえば、はさむだけで余分な皮脂を吸収してくれる「前髪さらさらシート」は、コンパクトで持ち歩きやすく、出先でサッと使えるのが魅力です。
また、前髪の根元に軽くなじませるだけでふんわり感が戻る「前髪リセットパウダー」も、ひとつ持っておくと安心感があります。
時間がない朝や外出先でも、ムリなく整えられるのは大きなポイントですね。
悪化の原因に?やりがちだけど逆効果な対処法
前髪のベタつきをどうにかしたいとき、つい無意識にやってしまう対処法。
でも、知らずに続けていると、かえって悪化させてしまうこともあるんです。
ここでは、やりがちなNGケアとその理由を3つご紹介します。
ウェットティッシュで前髪を拭く
清潔にしたい一心で、ウェットティッシュで前髪を拭いてしまうこと、ありますよね。
でも実はこれ、逆効果になりやすい対処法のひとつです。
ウェットティッシュは水分量が多く、かえって髪を湿らせてしまうため、べたっと見えてしまう原因になります。
とくに根元が濡れると乾きにくくなり、さらにペタッとした印象に見えてしまうことも。
スタイリング剤を重ねてごまかす
ベタつきを抑えようとして、上からスプレーやワックスを追加でつけてしまう。
これもよくある行動ですが、仕上がりが重くなりすぎてしまい、かえって油っぽく見える可能性があります。
表面を整えているつもりでも、時間が経つとさらにぺたんこになってしまうこともあるので注意したいところです。
パウダーのつけすぎで白浮き
皮脂を抑えるためのパウダーは便利ですが、つけすぎには注意が必要。
白浮きしたり、粉っぽく見えてしまうと、清潔感からは遠ざかってしまいます。
少量ずつ、様子を見ながら調整するのがポイントです。
気になるときほど、やりすぎてしまうのが前髪ケアの落とし穴。
「ちょっと整える」くらいの軽さで、丁寧に対処していくのがベタつきを悪化させないコツです。
前髪がベタつきにくくなる日常の予防ケア
応急処置と合わせて、普段の習慣を少し見直すだけでも、前髪のベタつきはぐんと防ぎやすくなります。
「実はこれ、全部自分にも当てはまっていたかも…」と思った方こそ、ぜひチェックしてみてください。
前髪にはスタイリング剤をつけすぎないように
朝のセットで“さらさら感”をキープしたくて、つい前髪にもスプレーやオイルを使ってしまう…という人は少なくありません。
でも実は、前髪はスタイリング剤なしの方が、ふんわり感が保ちやすくなることも。
オイルやスプレーは毛先だけに使うよう意識して、前髪には基本的につけないのがベストです。
おでこのスキンケアは“薄め仕上げ”がおすすめ
乳液やクリームでスキンケアをしっかりするのはとても大切ですが、おでこの仕上げだけは少し注意が必要。
前髪が触れる部分にしっかり油分が残っていると、知らないうちに髪にうつってしまうんです。
おでこ周辺は薄く仕上げておくことを意識しておくと安心です。
無意識に前髪を触るクセを減らす
ついつい前髪を整えたくて、無意識に何度もさわってしまう…
これもベタつきの原因になりやすい要素のひとつです。
心当たりがある場合は、ピンでとめたり、耳にかけたりして物理的に触れにくい状態をつくるのもおすすめ。
「さわらないようにしよう」だけでは意識し続けるのが難しいので、ちょっとした工夫を加えるとラクになります。
かくいう私も、この3つすべてに心当たりがありました。
でもちょっとずつ意識するだけで、前髪の持ちが変わってきた実感があります。
予防は、気づいたときが始めどき。
「なんとなく前髪が重たいな」と思ったときが、見直すチャンスかもしれません。
前髪だけ油っぽくなるのっておかしい?
「顔はそんなにテカってないのに、前髪だけがベタついてしまう…」と悩む人も意外と多いものです。
でもそれは、頭皮やおでこの皮脂分泌がやや多めなだけで、決して珍しいことではありません。
加えて、気温や湿度、ホルモンバランス、睡眠の質、ストレスなど、さまざまな影響が重なって起こることも。
前髪のコンディションは日によって変わるもの。
「これっておかしいのかな?」と不安になりすぎず、今日からできる小さな工夫を取り入れてみることが大切です。
まとめ|前髪のベタつきは、応急処置と予防でコントロールできる
前髪が油っぽくなってしまうのは、誰にでも起こる日常のひとコマ。
でも、応急処置の方法と、ちょっとした予防の工夫を知っておくだけで、慌てずに対処できるようになります。
外出先ではティッシュやパウダーでさっとリセット。
日ごろからスタイリング剤やスキンケアの使い方を見直しておけば、ベタつきにくい状態もキープしやすくなります。
「なんか今日の前髪、決まらないな…」そんな日もあるかもしれません。
でも、無理に完璧を目指さず、“整える”感覚でゆるく向き合うことが、自分らしい清潔感につながっていくはずです。
前髪のご機嫌を整えて、気持ちまで前向きに過ごしていきましょう。
前髪のベタつき対策に加えて、「湿気で髪全体がうねるのがツライ…」という方へ。
くせ毛に悩んでいた私が、縮毛矯正を受けてから毎日のストレスがどう変わったのか…実体験をもとにまとめた記事があります。
➡ 湿気でうねる髪の毛と格闘してた私が縮毛矯正を選んだ理由|くせ毛女子のリアル体験
毎朝のアイロンが不要になったことや、髪へのダメージの考え方なども詳しく紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。