「免許証の本籍って、変わったら手続きしなきゃいけないの?」
「そもそも免許証に本籍って書いてあったっけ…?」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?
実は、運転免許証には本籍情報がICチップの中に記録されていて、見た目ではわからないんです。
そのため、本籍が変わっていても気づかずに放置してしまう人が意外と多いのですが、放っておくと、本人確認や書類申請のときに困るケースも…。
この記事では、
- 本籍変更は本当に必要なのか?
- しないとどうなるのか?
- 手続きの場所・流れ・費用
- 実際にやってみたリアルな体験談
まで、わかりやすくまとめてご紹介します。
「そのうちやろう」と思っているなら、この記事を読んだ“今”が動くタイミングかもしれません。
免許証の本籍変更は必要?しないとどうなる?
「免許証の本籍変更って、本当に必要なの?」と疑問に思っている方も多いかもしれません。
結論から言えば、必須ではありませんが、しておくことで将来的なトラブルを防げます。
本籍とは、戸籍が保管されている自治体の所在地のことです。
住民票上の「住所」とは別で、結婚や転籍、家族の戸籍移動などによって変更されることがあります。
免許証に本籍変更を反映しないと困る場面とは?
本籍が変わったのに免許証のICチップ情報を更新していないと、以下のようなケースで不便が生じる可能性があります。
- 免許証と住民票の情報が一致せず、本人確認に時間がかかる
- 国際運転免許証の取得時に、情報不一致で手続きがストップすることがある
- 公的機関に書類を提出した際に、再確認や再提出を求められるケースがある
- 免許更新時に「本籍が違う」と指摘され、手続きに時間がかかる可能性
罰則はないけれど、手続きを後回しにすると損するかも?
本籍変更を免許証に反映していないことで罰則が科されることはありませんが、いざというときに想定外の手間がかかることがあります。
「いつかやらなきゃ…」と先延ばしにしているよりも、時間に余裕のあるときに手続きを済ませておくのがおすすめです。
本籍変更が必要になるのはどんなとき?
「私は関係ないかも…」と思っている方でも、実は本籍が変更されていることがあります。
以下のようなケースに当てはまる方は、免許証の本籍変更が必要になる可能性があるので、ぜひチェックしてみてください。
状況 | 本籍変更が必要になる可能性 |
---|---|
結婚・離婚をした | 戸籍の移動が伴っている場合 |
実家を出て独立した | 自分の戸籍を新たに作成したとき |
両親の転籍に合わせた | 家族で本籍地が移動している場合 |
本人の希望で転籍した | 任意の転籍でも免許証の反映が必要 |
特に、「住民票は変えたけど、免許証のことは忘れていた」という人も多いものです。
戸籍謄本や住民票の“本籍地”欄を確認してみるだけでも、気づきのきっかけになります。
免許証に本籍情報って載ってるの?どこで確認できる?
実は、現在の運転免許証には本籍地は表面に記載されていません。
ICチップの中にのみ記録されているため、見た目では確認することができないのです。
そのため、本籍が変更されたかどうかを自分で判断するのは難しいのが現状です。
自分の免許証に登録されている本籍情報を確認するには?
「私の免許証、今どの本籍になってるんだろう?」と気になる方のために、確認方法をご紹介します。
本籍情報を確認できる場所
-
運転免許センターや警察署に設置されているIC情報読み取り端末で確認できます
-
自宅では確認できません。基本的に窓口での確認が必要です
-
一部の更新センターでも端末が設置されている場合があります(地域による)
本籍が不安なときはどうする?
もし「本籍が変更になっているかも?」と心配な場合は、住民票(本籍入り)を取得し、免許証と照らし合わせて確認するのが確実です。
免許証の本籍変更はどこでできる?必要な書類と手続きの流れ
免許証の本籍変更が必要だとわかっても、
「どこに行けばいいの?」
「何を持っていけばいいの?」
「費用はかかるの?」
と、実際の手続き方法がわからず後回しになってしまう方も多いかもしれません。
ここでは、本籍変更の手続きができる場所・必要な書類・かかる費用の目安まで、わかりやすく解説します。
事前に流れを知っておくだけで、当日の手続きがグッとスムーズになりますよ。
手続きできる場所は?警察署と免許センターの違い
本籍変更の手続きは、以下の場所で行うことができます。
お住まいの地域によっては対応していない警察署もあるため、事前の確認がおすすめです。
手続き場所 | 所要時間の目安 | 備考 |
---|---|---|
運転免許センター | 約30〜60分 | 混雑時は変動あり |
一部の警察署 | 地域により異なる | 事前に電話やHPで確認を |
本籍変更の必要書類とは?手続き前に準備すべきものをチェック
手続きに必要な書類は、とてもシンプルです。
-
本籍が記載された住民票の写し(コピー不可)
-
現在の運転免許証
住民票を取得する際には、「本籍地の記載が必要」と窓口で伝えましょう。
※マイナンバーが記載されていない住民票を取得してください。自治体によっては、オンライン取得や郵送対応も可能です。
費用はかかるの?免許証の本籍変更にかかる手数料
気になる費用ですが、免許証の本籍変更そのものに手数料はかかりません(無料)。
ただし、住民票の発行には以下のような費用がかかることがあります。
内容 | 金額目安 |
---|---|
住民票の写し(本籍記載あり) | 約300〜400円 |
※発行手数料は自治体によって異なりますので、必要に応じて市区町村のホームページで確認しましょう。
免許証の本籍変更はいつまでにすべき?
「免許証の本籍変更って、期限が決まってるの?」「放っておいても問題ないのかな…」と不安に思う方もいるかもしれません。
ここでは、本籍変更の手続きをいつまでに済ませればいいのか、判断の目安をわかりやすくご紹介します。
本籍変更に法的な期限はあるの?
結論から言うと、運転免許証の本籍変更には、法律で決められた期限や罰則はありません。
たとえば、引っ越しによる「住所変更」は14日以内という決まりがありますが、本籍についてはそれに該当しません。
そのため、変更していないからといって違反になることはありませんが、「特に困っていないから大丈夫」と放置してしまうと、思わぬ場面で手間がかかることがあるので注意が必要です。
早めに手続きすべき人の特徴とは?
法的な期限はないとはいえ、以下のような方はできるだけ早めに本籍変更の手続きをしておくのがおすすめです。
-
免許の更新が近い方
→ 更新時に本籍が変更されていないと、その場で住民票を求められる場合があります。 -
海外で国際運転免許証を取得する予定のある方
→ 本籍情報が一致していないと、申請時にトラブルになることがあります。 -
パスポート申請や婚姻届など、公的書類の提出を控えている方
→ 書類間での本籍の不一致が原因で、確認作業や再提出が発生することも。
「今すぐ困るわけじゃないし…」と思いがちですが、こうした予定がある方は、前もって済ませておくと安心です。
本籍変更を先延ばしにするとどうなる?
手続きを後回しにしても、罰則があるわけではありません。
ですが、いざ必要なときに「住民票が足りない」「情報が一致しない」といったことで、手続きをやり直す羽目になるケースも。
たとえば…
-
更新センターに行ったのに、本籍が古いままで出直しになった
-
国際免許の申請が進まず、渡航前にバタバタしてしまった
-
書類の不一致を指摘されて、予定より提出が遅れた
など、思っている以上に“あとで困る”可能性があるんです。
「面倒だから今度でいいや」と思っている間に、ふと必要な場面が来て慌てるくらいなら、思い出した今がチャンス。
時間に余裕があるときに、サクッと済ませておくと気持ちもスッキリしますよ。
実際に本籍変更をやってみた!警察署での手続き体験談
「本籍変更の手続きって、実際どうなの?」「難しそうで後回しにしてる…」という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、私が警察署で本籍変更の手続きをした体験談をご紹介します。
迷っている方や、これからやろうと思っている方の参考になれば嬉しいです。
どうして手続きしようと思ったの?
ICチップに本籍情報が記録されていることは以前から知っていました。
でも、見た目にはわからないし「変更しなくても大丈夫なんじゃないかな…」という気持ちがどこかにあって、つい先延ばしにしていたのです。
ただ、免許の更新が近づいていて「このまま放っておくのはよくないな」と思い、重い腰を上げて手続きすることにしました。
準備した書類と当日の流れ
まずは本籍記載のある住民票の写しを取得するため、市役所へ。
申請書には「この住民票の使用目的を詳しく書いてください」という欄があったので、「本籍地が変更になったため、運転免許証の記載事項変更手続きに使用」と記入しました。
記入後、窓口で申請書を提出し、免許証を提示して本人確認。
窓口の方が「本籍地の記載も必要ですね」としっかり確認してくれたので「はい、お願いします」と伝えました。
私が行ったのは平日のお昼ごろ。
混雑しておらず、5分も待たずに発行されました。
手数料は300円でした。
市役所からそのまま警察署へ
「免許センターまで行くの、ちょっと遠いしなあ…」と迷っていたのです。
でも、市役所から自宅に帰る道の途中に警察署があるので、試しにそのまま立ち寄ってみることに。
事前に電話で確認しようかとも思ったのですが、「とりあえず行ってみて、もしダメだったら改めて免許センターに行けばいいか」と、気楽な気持ちで向かいました。
ちなみに私は平日が休みの仕事なので行けましたが、警察署は土日だと免許証関連の手続きは受け付けていないことが多いみたいです。
運転免許センターなら土日対応しているところもあるので、平日が難しい方は免許センターを利用する方が安心かもしれません。
警察署での手続きの様子と所要時間
警察署の中にある交通課の窓口で、「本籍地が変わったので、免許証の記載事項を変更したい」と伝えました。
渡された申請用紙に記入し、住民票と免許証と一緒に提出。
あとは待つだけ。
待ち時間は5分ほどで、費用も無料。
手続き完了後、窓口の方が「免許証の記載には本籍は出ていませんが、ICチップに情報は反映されますよ」と説明してくれました。
そして、免許証の裏面には本籍変更手続きをした日付が記載されていました。
終わってみて思ったこと
正直、警察署ってなんとなく緊張しますよね。
「何も悪いことしてないのに、ちょっとソワソワする…」という独特の雰囲気(笑)
でも、対応してくださった方々はどちらもとても丁寧で、わからないことだらけの状態でも安心して任せられました。
「変更しなきゃな…でもまだいいかな…」とずっとモヤモヤしていた気持ちが、手続きが終わったことでスッキリ。
やってよかったな、と心から思いました。
まとめ:面倒そうでも、やってよかった!本籍変更で気持ちもスッキリ
本籍変更って、「見えないし、急がなくていいかな…」とつい後回しにしがちですよね。
でも実際に手続きを終えてみると、想像していたよりずっと簡単で、スムーズでした。
手数料もほとんどかからず、必要な書類も住民票と免許証だけ。
ちょっとの手間で、将来の自分をラクにしてくれると思えば、やっておいて損はない手続きです。
何より、「やらなきゃな…」とずっと心の片隅にあったモヤモヤが、スッと晴れたような気持ちになりました。
免許の更新や公的書類の提出が控えている方はもちろん、「ちょっと気になってた」という方も、思い出した“今”が動くチャンスかもしれません。
本籍変更を考えている方の中には、免許の更新も近いという方もいるかもしれません。
更新時には写真も新しくなるので、少しでもきれいに写りたい!という方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。
ちょっとしたコツで、満足のいく1枚に仕上がりますよ。
「なんか老けて見える…」とか「服の色ミスった…」とならないように、撮影前にちょっとしたポイントを押さえておくと安心です。