ふとお惣菜コーナーを見ていて、「唐揚げと竜田揚げって何が違うんだろう？」と思ったことはありませんか？
それに、最近よく聞く「ザンギ」も加わると、ますますわからなくなることも…。
どれもおいしくて見た目も似ているけれど、実はそれぞれにちゃんとした違いがあります。
味つけや衣の種類、作り方などを比べてみると、「なるほど！」と感じるポイントがたくさんあるんです。
この記事では、唐揚げ・竜田揚げ・ザンギの違いを解説しながら、手作りのコツやアレンジレシピ、気分に合わせた選び方までご紹介します。
「今日はどれにしようかな？」と選ぶ時間が、もっと楽しくなりますよ。
唐揚げ・竜田揚げ・ザンギを比較！3つの揚げものの違いは？
最初に、3つの揚げものを表にして比べてみましょう。
唐揚げ・竜田揚げ・ザンギは、似ているようで意外と違いがあるんです。
| 名前 | 衣の素材 | 味付け | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 唐揚げ | 小麦粉や片栗粉 | しょうゆ＋にんにくなど | 衣はしっとりめ。定番のジューシーなおいしさ |
| 竜田揚げ | 片栗粉のみ | しょうゆ＋みりん | パリッと軽い食感。冷めてもおいしいのが魅力 |
| ザンギ | 小麦粉や片栗粉 | しっかり漬け込み | 北海道で定番。パンチのある濃いめの味つけ |
こうして比べてみると、見た目は似ていても、それぞれにしっかり個性があるのがわかりますね。
ここからは、それぞれの特徴をもう少しくわしく見ていきましょう。
唐揚げの特徴を解説｜定番だからこそ知りたい味と作り方
唐揚げは、しょうゆやにんにく、しょうがなどで味付けした鶏肉に粉をまぶして揚げたもの。
外はサクッと、中はジューシーに仕上がるのが魅力です。
衣は小麦粉、片栗粉、またはそのミックスと、家庭や地域で違いがあるのも面白いポイント。
最近では塩味やスパイス入りなど、アレンジの幅も広がっています。
どんなシーンにも合う、まさに「頼れる定番おかず」です。
竜田揚げの特徴を解説｜冷めてもおいしい和風のしっかり味
竜田揚げは、しょうゆとみりんをベースにしたタレで下味をつけてから、片栗粉のみで揚げるのが特徴です。
衣が白っぽく、サクサクと軽い食感。
味もしっかりめなので、お弁当や作り置きにも向いています。
冷めてもおいしさが損なわれにくく、忙しい日でも頼れる一品です。
ザンギの特徴を解説｜パンチの効いた北海道スタイル
ザンギは北海道で親しまれている揚げもの。
しょうゆやにんにくなどのタレにじっくり漬け込んでから揚げる、しっかり味が特徴です。
唐揚げと似ているように見えても、漬け込み時間や味のインパクトは大きな違い。
がっつり食べたい日や、スタミナをつけたいときに選びたくなるおかずです。
調理法の違いをチェック｜衣・下ごしらえ・食感に注目
なんとなく似ているようでいて、実は作り方にもけっこう差がある3つの揚げもの。
衣の種類や下味の時間、仕上がりの食感などを比べてみると、それぞれの特徴がくっきり見えてきます。
| 比較項目 | 唐揚げ | 竜田揚げ | ザンギ |
|---|---|---|---|
| 下味の時間 | 約15〜30分 | 約30分 | 数時間〜一晩 |
| 衣 | 小麦粉・片栗粉・混合 | 片栗粉のみ | 小麦粉や片栗粉 |
| 食感 | カリッと＆ジューシー | パリッと軽やか | しっかり味が染みてジューシー |
| 味の濃さ | やさしい家庭の味 | 濃いめの和風味 | パンチのある濃厚な味 |
揚げ方のちょっとした違いが、仕上がりに大きく影響するんですね。
自分で作るときも、このポイントを意識すると、それぞれの魅力をしっかり引き出せそうです。
手作り派さんへ｜おいしく仕上げるためのひと工夫
お惣菜も便利ですが、やっぱり手作りには手作りの良さがあります。
揚げたての香ばしさや、自分好みに調整できる味つけは、やっぱり特別ですよね。
唐揚げのコツ｜カリッとジューシーに仕上げるひと工夫
唐揚げをおいしく仕上げるには、下味をつけたあと、余分な水分をしっかり拭き取っておくのが基本。
水分が残っていると、揚げたときにベタッとした仕上がりになってしまいます。
さらに、粉をまぶしたあとすぐに揚げず、少し置いてなじませるだけで衣がはがれにくくなります。
このひと手間で、見た目も食感もぐっと良くなりますよ。
竜田揚げのコツ｜サクッと軽い衣に仕上げるコツ
竜田揚げの魅力は、パリッとした軽い衣。
そのためには、片栗粉をたっぷりまぶしてから、余分な粉を軽くはたいて落とすことがポイントです。
あとは、高温の油でサッと揚げるだけ。
揚げすぎないように気をつければ、軽やかな食感がしっかり残ります。
ザンギのコツ｜味しみジューシーに作るポイント
ザンギは、タレにしっかり漬け込むことで味に深みが出ます。
数時間〜一晩ほどおいておくと、鶏肉の中までしっかり味が入って、まさにごはんがすすむ一品に。
前日から仕込んでおけば、あとは揚げるだけなので時短にもなって一石二鳥。
しっかり味の揚げものが食べたいときにぴったりです。
どれも少しの工夫ですが、仕上がりにしっかり差が出るポイントばかり。
手間をかけすぎず、おいしく作れるコツとして、ぜひ試してみてくださいね。
アレンジレシピも楽しもう｜揚げものの活用アイデア集
揚げものはそのまま食べてもおいしいですが、少しの工夫でレパートリーがぐっと広がります。
冷蔵庫に余ったときや、ちょっと気分を変えたいときにもぴったり。こんなアレンジもおすすめです。
-
唐揚げ × 甘酢あんで中華風に
→ 甘酸っぱいたれをかけるだけで、しっかり味のおかずに変身。野菜を添えれば彩りも◎。 -
竜田揚げ × 卵とじで和風丼ぶりに
→ だしと卵でとじてごはんにのせれば、ランチや夕食にぴったりな一品に。 -
ザンギ × サンドイッチにリメイク
→ パンやバンズに挟むとボリューム満点。レタスやチーズとも相性抜群です。 -
唐揚げ × おろしポン酢でさっぱり和風アレンジ
→ 大根おろしとポン酢をかけるだけ。揚げものでも軽く食べたいときにおすすめ。 -
竜田揚げ × チーズのせでオーブン焼きに
→ トースターで軽く焼くだけで香ばしく、コクのある一皿になります。
揚げものは味がしっかりしている分、アレンジしやすいのも魅力。
ムダなく使えて、マンネリ解消にもなるので、ぜひ気軽に試してみてくださいね。
気分やシーンで選ぶ！あなたにぴったりの揚げものは？
「今日は何を食べようかな？」と迷ったとき、気分や予定に合わせて揚げものを選んでみるのもひとつの楽しみ方です。
味のタイプや食べやすさもそれぞれ異なるので、ちょっとしたことでも満足度がぐっと上がります。
以下のような気分やシーンに合わせて選んでみるのはいかがでしょうか。
| 今日の気分・予定 | おすすめの揚げもの | 理由 |
|---|---|---|
| あまり食欲がないけど少しだけ食べたい | にんにくなしの唐揚げ | やさしい味わいで、体にやさしく食べやすい |
| しっかり食べて元気を出したい | ザンギ | パンチの効いた味付けで、スタミナチャージにぴったり |
| お弁当を作りたい | 竜田揚げ | 冷めても味がしっかりで、衣の食感もキープ |
| 家族みんなでわいわい食べたい | 唐揚げ | 子どもから大人までみんなが喜ぶ定番メニュー |
ちなみに私は、この中だと竜田揚げがいちばん好きです。
味がしっかりしていて冷めてもおいしいので、お弁当にもよく使っています。
唐揚げも好きですが、にんにくが強いと翌日の予定が気になってしまうことも。
仕事がある日や、人と会う前の日は、にんにくの入っていない唐揚げを選ぶようにしています。
にんにくって、おいしいけれど、ちょっと気になるときもありますよね。
そんなときは、にんにくなしの唐揚げや竜田揚げが、安心して楽しめる存在になっています。
最終的には好みの問題ですが、こうして気分やシーンに合わせて選ぶことで、いつもの揚げものがちょっと特別に感じられるかもしれません。
まとめ｜違いを知れば、揚げものはもっと楽しく、おいしくなる
唐揚げ・竜田揚げ・ザンギは、見た目が似ていても、衣や味付け、調理方法にそれぞれの個性があります。
違いを知ることで、「今日はどれを選ぼう？」という楽しみが増えたり、気分や予定に合わせた工夫もしやすくなりますよね。
ごはんのおかずにぴったりな定番の唐揚げ。
冷めてもおいしくてお弁当に重宝する竜田揚げ。
しっかり味が染み込んだごちそう感のあるザンギ。
どれも魅力的で、食卓にあるとほっとする存在です。
手作りのひと工夫やアレンジ次第で、もっとおいしく、もっと楽しくなる揚げものたち。
今日の気分やライフスタイルに合わせて、ぜひ“ぴったりの一品”を選んでみてくださいね。
ちなみに、唐揚げについてもっと知りたい方は、フライドチキンとの違いもチェックしてみるのがおすすめです。
和風と洋風、それぞれの味つけや衣、作り方、そしてカロリーの違いまでわかりやすく解説しています。
