おにぎらずを前日に作るときの注意点3つ！保存のコツ＆NG具材もチェック

「朝は時間がなくて、ゆっくりお弁当を作っている余裕なんてない…」

そんな忙しい朝の救世主として人気のおにぎらず。

でも、前日に作っておけたらもっとラクになるのにと思ったことはありませんか？

実はおにぎらずは、ちょっとしたコツと具材選びを意識するだけで、前日に作ってもOK！

ただし、正しく保存しないと、ベチャつき・傷み・食感の劣化といった失敗につながってしまうことも。

この記事では、前日に作るときに気をつけたいポイント3つと、保存に向く具材・避けたい具材をわかりやすくご紹介します。

安心して持ち運べるおいしいおにぎらずを、時短で作りたい方は必見です。

前日におにぎらずを作っても大丈夫？

おにぎらずは、前日に作っても基本的には問題ありません。

ただし、安心して食べるためには、いくつかの前提条件を意識する必要があります。

以下の3つが、前日作りでも失敗しないためのポイントです。

これらの条件を満たせば、翌日のお弁当や朝食にもおにぎらずを安心して取り入れられます。

とはいえ、「どう冷ます？」「どこに入れる？」「ラップだけでいいの？」など、実際に作るときには気をつけたいポイントがたくさんありますよね。

そこで次は、前日に作る際の具体的な作り方・保存のコツを3つに分けてご紹介します。

おにぎらずを前日に作るときに気をつけたいポイント3つ

前日におにぎらずを作るときは、ただ具材をはさんで包むだけでは不十分です。

ちょっとした油断で、ベチャつきや傷みの原因になってしまうことも。

ここでは、前日に作るときに特に気をつけたい3つの実践ポイントを、具体的に解説していきます。

初めて前日仕込みにチャレンジする方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

① ごはんと具材の粗熱をしっかり取る

作ってすぐにラップで包んでしまうと、内部に蒸気がこもり、ごはんがベチャついたり、雑菌が繁殖しやすくなったりする原因になります。

▶ 目安は、手で触れても熱くないくらいまでしっかり冷ますこと。

② ラップ＋保存容器でしっかり密閉する

ラップでぴったり包んだあと、さらに密閉できる保存容器に入れて冷蔵庫へ。

空気を遮断することで、酸化や乾燥、におい移りを防げます。

▶ 夏場などは、保冷剤と保冷バッグを併用するとより安心です。

③ 保存は必ず冷蔵で。常温はNG

作ったおにぎらずは、常温ではなく冷蔵庫で保存が鉄則。

とくに温かい季節は、菌の繁殖スピードが早くなるため要注意です。

▶ 冬場でも、長時間放置せず冷蔵を徹底するのが安心です。

 

この3つのポイントを押さえるだけで、前日作ったおにぎらずもぐっとおいしく、安全に保つことができます。

調理後の「冷ます・包む・冷蔵する」の流れを習慣にすれば、朝のバタバタもグッと軽くなりますよ。

保存に向いている具材・避けたい具材をチェック！

おにぎらずを前日に作る場合、具材の選び方がとても大切です。

使うものによっては、時間が経つうちに水っぽくなったり、味が落ちたり、傷みやすくなってしまうことも。

ここでは、前日に作っても安心な「保存向きの具材」と、避けた方が無難なNG具材を、野菜とたんぱく質に分けてご紹介します。

前日に向いているおすすめ具材（野菜編）

具材	理由
にんじんしりしり	火を通してあり、甘みもあって冷めてもおいしい
きんぴらごぼう	水分が少なく、味も濃くて保存性◎
ほうれん草のごま和え	下味がついていて水気も少なめ
ピーマンとツナの炒め物	油分でコーティングされて傷みにくい
小松菜のナムル	茹でてしっかり水を絞れば保存向き

これらは冷蔵保存でも傷みにくく、前日作りにも安心。

火を通してあり、水分が少なく、味がしっかりしているという特徴がポイントです。

前日に向いているおすすめ具材（肉・魚・卵編）

具材	理由
照り焼きチキン	甘辛で味がしっかり。冷めてもパサつきにくい
鶏そぼろ	全体に火が通っていて水分も少なく日持ちしやすい
焼き鮭（塩鮭）	塩気と水分の少なさで保存性◎。ほぐして使える
卵焼き（甘め）	砂糖を入れてよく焼くと傷みにくくなる
焼きウインナー	表面を焼いて水分を飛ばすことで、冷めてもおいしい

たんぱく質系の具材は、火の通し方と水分管理がカギ。

濃いめの味付けや油分のコーティングも、傷みにくさを高めてくれます。

前日に避けたいNG具材

具材	理由
トマト（生）	水分が多く、ごはんが湿りやすい
レタス	時間が経つとしなびて食感が悪化
アボカド	酸化しやすく変色・風味劣化が早い
生もやし	非常に傷みやすく、においやすい
ゆで卵（普通の）	黄身がパサつきやすく、においも出やすい
生ハム	非加熱のため菌の繁殖リスクが高い
半熟卵	火の通りが不十分で傷みやすい

※どうしても使いたい場合は、加熱する・水気をしっかり取るなどの一工夫が必要です。

前日に作ったおにぎらずをおいしく食べるためのコツ

前日の夜に作って冷蔵庫で保存したおにぎらずは、朝に取り出してそのまま持ち運びOKです。

ただし、食べるときのひと工夫で、さらにおいしさをキープできます。

自然解凍？電子レンジ？食べる前の注意点

冷蔵庫から出した直後は少し冷たいですが、常温で1時間ほど置いておくと食べごろになります。

※ただし、夏場は高温になる場所を避け、保冷バッグの使用をおすすめします。

電子レンジで温める場合は、ラップを外してから加熱しましょう。

ラップのまま温めると、海苔がしっとりしすぎて食感が悪くなることがあります。

海苔のベチャつきを防ぐには？

「海苔がベチャベチャになるのがちょっと苦手…」という方には、次のような方法がおすすめです。

これなら、海苔のパリッと感をキープしながら、時短も両立できます。

もっと時短！前日作りをラクにするひと工夫

「朝から全部作るのはやっぱり大変…」という方には、“半分だけ作っておく”前日仕込みがおすすめです。

たとえば、こんな工夫でグッとラクに。

このように“ほぼ完成”の状態まで準備しておくことで、朝は5分以内で完成します。

出勤前でもムリなく続けられて、毎日がちょっとラクになりますよ。

まとめ：前日に作るなら「保存」と「具材」がカギ！

おにぎらずは、前日に作っても問題ありません。

でもそのためには、ちょっとした工夫と注意が必要です。

とくに大切なのは、この3つ。

さらに、火を通した野菜や水分の少ない具材を選ぶことで、傷みにくさがぐっとアップ。

忙しい朝でも安心して持ち出せる「前日おにぎらず」が完成します。

保存方法と具材選びをちょっと意識するだけで、おいしさも時短も叶えられる。

ぜひ、自分に合ったスタイルで取り入れてみてくださいね。