黒い服を着たあと、背中や脇にうっすら白いあとが残っていて驚いたこと、ありませんか?
「えっ、なんで黒が白くなってるの…?」と焦った経験、私にもあります。
黒やネイビーの服は汗染みが目立ちにくくて安心、と思って選んでいたのに、気づけば白っぽい輪ジミのようなあとがくっきり。
服のせい?洗剤?それとも自分だけ…?とモヤモヤしたまま過ごしていたことも。
でも調べてみたら、これって実は“汗に含まれる塩分”が原因の「塩ジミ」なんだそうです。
この記事では、そんな黒い服にできる白い汗あと=塩ジミの
- 原因
- 家でできる落とし方
- 目立ちにくくするための工夫
を、実体験をもとにわかりやすくまとめています。
「これってどうすればいいの?」と感じたあなたの参考になればうれしいです。
黒い服の塩ジミ対策|白くなった汗あとをきれいに落とす方法
汗をかいたあとに黒い服に残っている白いあと。
実はこれ、汗に含まれる塩分やミネラル成分が乾いたあとに浮き出てできる“塩ジミ”なんです。
特に濃い色の服は、白とのコントラストが強いため、ほんの少しでも目立ちやすくなります。
でもこれは「汚れ」ではなく、「汗の成分が残っているだけ」。
だから、基本的には普通の洗濯で落ちます!
とはいえ、汗が乾いたまま時間が経ってしまったり、何度も繰り返していると落ちにくくなることも。
そんなときに試したい、ちょっとした落とし方の工夫をご紹介します。
まずは普通に洗ってみる
塩ジミは「汗の成分」なので、基本的にはいつも通りの洗濯で落とせることが多いです。
ただし、ここでひとつ気をつけたいのが「洗剤の量」。
私も以前、汚れを落としたい一心で洗剤を多めに入れてしまったことがあるんですが、逆に洗剤の成分が残ってしまって、洗ったのに白く浮いてる…という結果に。
洗剤は「適量」がいちばん。
また、柔軟剤を毎回使っている場合も、一度お休みしてみるとスッキリ洗えることがあります。
ぬるま湯で軽く予洗い
洗濯だけでは落ちにくいときは、白ジミがある部分だけを軽くもみ洗いしてみてください。
- 洗面器などに40℃前後のぬるま湯を用意
- 白くなっている部分を軽く押すようにしてゆすぐ
- ゴシゴシこすらず、やさしく洗うのがポイント
これだけでも、塩分が溶けてきれいに落ちることが多いです。
クエン酸スプレーを試してみる
どうしても白さが残る場合は、クエン酸スプレーが意外と頼りになります。
使い方はとても簡単
- 水200mlに対し、クエン酸小さじ1をよく混ぜてスプレーボトルへ
- 白ジミ部分に軽く吹きかけ、清潔な布でポンポンとたたく
- その後は普通に洗濯してOK
クエン酸は塩分を中和する作用があるため、白く浮いたあとをやわらげてくれることがあります。
※色落ちが心配な服は、必ず目立たない場所で試してから使ってくださいね。
制汗剤の白浮きに注意
白く残るあとが「粉っぽい」「ザラっとしている」ような場合は、制汗剤の成分が服に付着している可能性もあります。
特にスプレータイプの制汗剤は、直接服にかかると白浮きの原因になりやすいんですよね。
この場合は、クエン酸ではなく、
- 中性洗剤での部分洗い
- 重曹+水をペースト状にして塗り洗い
といった方法が効果的です。
「塩ジミ」と「制汗剤汚れ」、似ているようで落とし方が違うので、見分けのヒントとして知っておくと便利です。
落ちないときはクリーニングへ
ここまでやっても白さが取れないときは、無理せずクリーニング店に相談するのがおすすめです。
とくにシルクやウールなどのデリケートな素材、高価な服は、自宅でがんばりすぎずプロに任せるほうが安心です。
塩ふきを目立たせない服の選び方と対策
汗をかく限り完全には避けられませんが、ちょっとした工夫で塩ジミを「目立ちにくくする」「気になりにくくする」ことはできます。
塩ジミは落とせるとはいえ、できればあらかじめ防げた方がずっとラクですよね。
私自身、汗をかきやすい体質なので、夏場は毎日のように塩ジミと戦っています。
でも、いくつかの工夫を取り入れるようになってからは、「今日は気にならなさそう」と思える日が増えてきました。
制汗剤は使い方をひと工夫するだけで違う
制汗剤は汗を抑えるには便利ですが、服につくことで白くなる原因にもなりやすいんですよね。
とくにスプレータイプは、粉が飛んで服につくと白浮きしてしまうことがあります。
- 肌に直接なじませてから服を着る
- スプレーは服にかからないように使う
- 出かける前にしっかり乾かしてから服を着る
ちょっとしたことですが、これだけでも服の白浮きがぐっと減りました。
インナーで汗をブロックするのが安心感につながる
私が一番効果を感じているのがインナーで汗を受け止めることです。
脇パッド付きのものや、吸湿速乾タイプのインナーは、塩ジミだけでなく汗ジミ対策にも◎。
外出時だけでなく、室内での仕事中でも「安心していられる」のがありがたいポイントです。
私は特に、脇パッド付きで通気性のあるインナーに助けられています。
汗が服に直接つかないだけで、1日中の安心感がまるで違うんですよね。
▼私が使っているものと似たタイプはこちらです。
塩ふきを防ぐ服の素材やサイズの選び方
塩ジミは汗が乾く過程で塩分が残ってできるものなので、乾きやすい服の方が残りにくい印象があります。
私は最近、ポリエステル混のシャツやカットソーを選ぶことが増えました。
綿100%のTシャツは着心地はいいのですが、汗を含んで乾きにくく、塩をふいたようなあとが出やすいことも。
特に暑い日に1日中着ていると、黒やネイビーのTシャツはどうしても気になります。
特にTシャツは肌に近く、汗を吸いやすいぶん塩ジミも出やすいアイテム。
だからこそ、色や素材を工夫するだけでも、塩ふき対策として効果的だと実感しています。
さらにもうひとつ気をつけているのが、サイズ感です。
ピタッと体に密着するTシャツよりも、少しゆとりのあるサイズを選ぶことで、汗を吸い込みすぎず、塩ジミも目立ちにくくなると感じています。
ゆったりめのシルエットだと風通しもよくなり、服が早く乾きやすいのもポイント。
夏場のTシャツ選びは、素材だけでなく着たときの“ゆとり”にも注目してみると快適さが変わってきますよ。
実は“白い服”が塩ジミに強かった話
汗かきの私は、汗ジミが目立ちにくい黒やネイビーの服を選ぶことが多いんですが…
実はこの色、塩ジミにとっては一番目立ちやすい色だったんです。
白浮きしたあとがはっきりと残ってしまい、かえって「目立ってる…」と落ち込むことも。
そんな中で気づいたのが、白やベージュ系の服は塩ジミが目立ちにくいということ。
汗の濡れは多少気になるかもしれませんが、塩分の白浮きが目立たないだけでも、安心感が全然違いました。
「塩ジミが気にならない服」を見つけるのも大切
落とし方を知っておくことも大切ですが、そもそも塩ジミができにくいように選ぶ・備えることで、日々のストレスはかなり減ります。
制汗剤の使い方、インナーの選び方、服の素材や色…。
すべてを完璧にしようとしなくても、「今日はこの服で安心」と思える1枚があるだけで、かなり心強いですよ。
まとめ|塩ジミと上手に付き合って、お気に入りの服をもっと楽しもう
黒やネイビーの服は、きちんと感もあって着やすい反面、汗をかいたあとの白いあとが目立ちやすいのが悩みのタネ。
私も最初は「汚れ?落ちるの?」と戸惑っていましたが、白くなる原因が“塩ジミ”=汗の塩分だったと知ってからは、対処もずいぶんラクになりました。
基本的には普通の洗濯で落とせますし、落ちにくいときもぬるま湯やクエン酸、素材に合わせたケアで対応できます。
制汗剤による白浮きとの違いも知っておくと、見分けやすくて安心です。
そして何より、できる前に防ぐ工夫ができるようになると、毎日の服選びも気持ちがラクになります。
服の素材や色、インナーの取り入れ方など、ほんの少し意識するだけで塩ジミを気にせず過ごせるようになりますよ。
実は私自身、汗をかきやすい体質で、汗染み対策のために色や素材の選び方もかなり工夫しています。
塩ジミだけでなく、「そもそも汗染みが目立ちにくい服ってどんなもの?」が気になる方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
➡ 汗染みが目立たない服ってどんなの?汗かきの私が選ぶ色とおすすめ素材
汗を気にせず過ごせる服選びのヒントが、きっと見つかると思います。